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杭州・上海の旅 強制連行・強制労働が問う日本の民主主義 (2006/4/25)

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「戦争犯罪を隠していては、民主主義も正義も
ない」と語る岩佐氏を報道した中国の新聞

2006年春 第1回
杭州・上海の旅
  強制連行・強制労働が問う
     日本の民主主義

   県連理事長 岩佐英樹

 4月25日、福岡空港発の東方航空の便で出発。10時半にはもう上海浦東空港に到着した。ここから、直通バスで杭州へ。
 この日、夜、「杭州青年時報」との記者会見があった。記者は若い女性とその上司、そして通訳は浙江工商大学の王欣女史だ。私が最初に三菱勝田の中国人強制連行・強制労働事件にかかわり、真相を明らかにしてきた16年間の取り組みの経過を説明した。
 続いて、3月の福岡地裁判決が話題になった。見通しは?今後どう打開するのか?など質問が出された。「私たちは権力がない。闘いは日本と中国の民衆の力に依拠する。またこれまでの大きな成果は”日本政府と企業が共同して悪質な不法行為を行った、強制連行・強制労働をした”という事実である。これはもう否定しようがなくなった。この二つを縦糸、横糸に一層奮闘したい」と答えた。また「あなたがたは何でこの課題に取り組むのか」との問いには「一つはこのような人道上の問題には国境も民族もない。人間として許せない問題である。人類共通の問題だ。二つは日本自身の問題である。つまり、日本がよりよい社会に発展するための民主主義の課題である。自ら犯した戦争犯罪を隠したり、否認したりしていては、民主主義も正義もない」と答えた。
 この会見の模様は、翌日4月26日の「杭州青年時報」に掲載された。

2006年 5月 28日 中国人強制連行・強制労働事件 |

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