中国代表団「日中不戦の碑」に感謝 (2007/11/9)
中国代表団「日中不戦の碑」に感謝
大宰府を訪問
11月9日、中日友好協会代表団は大宰府を訪問しました。この地はかつて「遠のみかど」と呼ばれ、大陸との交流の窓口でした。中国との交流を物語る遺跡が数多くあります。そういうことから両協会の友好を深めるには大変ふさわしいところと考え今回お招きしました。
まずは1969年建立の鑑真和上ゆかりの戒壇院にある「日中不戦の碑」。当地在住の県連副会長の北川榮市さんと協会員で市議会議員の武藤哲志さんが来歴の説明。県民の浄財を集めて建ったこと、もとは隣接する観世音寺にあったが無断で藪に捨てられていたのをみんなで再度戒壇院に設置したこと、当時の日中関係などの話をしました。4人の代表団は「困難な時期によく建立されたものだ。感謝します」と感心していました。
ついで、大宰府政庁跡=都府楼跡、天満宮参道を散策したあと、「定遠館」を訪ねました。建物は古く傷んでいます。ここは、日清戦争時、中国の有名な巨艦「定遠」の甲板や船長室の調度品を戦利品として奪ってきて門扉や装飾に使ってある、いわば19世紀の中国侵略の象徴ともいえる建物です。中日友好代表団の方々は大いに関心を持って、つぶさに観察し、中国人の前にある名鑑の遺物に感慨深げでした。
昼食後、天満宮の人ごみの中を歩いて、隣接する光明禅寺を訪れ、秋の日本庭園を鑑賞しました。美しさ、優雅さに感極まっているようでした。
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