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民間交流の積み重ねが平和・友好の礎

中日友好協会代表団歓迎会の来賓挨拶
民間交流の積み重ねが平和・友好の礎
弁護士 後藤富和

Img20071108_21  中日友好協会代表団の皆様、ようこそ日本にお越しくださいました。
 かつて、ここ福岡には、多くの中国人の青年たちが日本軍によって拉致され、強制的に炭鉱で働かされて、多くの命が奪われました。かろうじて生き延びた青年たちも、賃金すら支払ってもらえませんでした。
 この事件について、日本の裁判所は、戦後60年以上の時が経っているから時効である等として、中国人被害者の訴えを退けています。
 しかし、彼らが法廷で流す悔し涙をみるとき、時間の経過によって、彼らが受けた痛みが決して癒されるものはないことを痛感しました。
 今後、中国と日本がアジアの平和のために協力していくために、わが国は、過去の過ちをきちんと償う必要があります。
 先日、私は、3歳と1歳の子ども達を連れて北京を訪問しました。子ども達が天安門広場や万里の長城を無邪気に駆け回る姿、そして、この子達に声をかけてくれる中国人の方の姿を見て、子ども達には国境の壁がないことを痛感しました。

 日本の憲法は、戦争を永久に放棄すると誓っています。では、どうやって平和を維持しようというのでしょうか。この点、憲法は前文で「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」安全を保持することを決意したとしています。ここで注目すべきは、「諸国」ではなく、「諸国民」を信頼するとしたことです。
 それは、すなわち、日本、中国という国の単位で考えるのではなく、一人の日本人が一人の中国人を、一人の中国人が一人の日本人を信頼すること、つまり隣の人と仲良くすること、これが大きく広がってこそ平和が実現するとしているのです。
 今回、両国の友好協会がこのような形で交流することは、憲法が理想とする「諸国民」の信頼を構築する貴重な機会であると感じています。
 このような民間交流の積み重ねが両国の平和・友好の礎になることでしょう。
 皆様の来日を心より歓迎いたします。

2007年 12月 2日 中国人強制連行・強制労働事件 交流 |

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