市民レベルで交流を重ねて行けば、戦争には至らない。 中国青年幹部海外研修団・林北京医院長と古田美貴子さん再会
戦争には至らない
海外研修団
・林北京医院長と古田美貴子さん再会
創立百年をこす中国「北京医院」の林嘉濱院長は、一昨年暮に病院の幹部職員たちを前に次のような"講話"をしたそうです。
「今回の日本への研修旅行で、強く感じたのは、日本の一般市民との交流の重要性です。
福岡でのホームビジットでは、ごく普通の家庭に訪問しましたが、そこの女主人は友達数人と一緒に、私たち中国人訪問客三人に心のこもった家庭料理を用意して、温かく歓待してくれました。畳の部屋での座り方、お辞儀の仕方も教えてくれました。美味しい食事をし、酒も入って、楽しいおしゃべりをし、中日両国の歌や踊りも教えあいました。
ここでの数時間は、非常に楽しいものでしたし、また有意義なものでした。日本の一般市民が中日友好を本当に願っていることを実感できました。こうして市民レベルで、お互いの生活・文化を知り合い、友好交流を積み重ねて行けば、たとえ政府段階で一時的に対立を生じても、それが戦争という最悪の事態に至ることは無いと確信しました」
中国衛生部直轄の「北京医院」は、二千五百以上の職員を擁し、新中国成立後から中央党幹部・政府部局長、および80万余りの健保参加者の医療を引き受けている名門病院です。林院長は、一昨年11月「中国青年幹部海外研修団」の一員として来福、研修活動の一環として、快くホームビジットを請け入れてくれた二日市の古田美貴子(協会会員)さん宅を訪問し、北京での再会を約束していました。
昨年暮れに古田さんは、息子さん夫婦と一緒に北京へ行き、一年ぶりに林院長との再会を果たしました。病院からは日本での研修経験者の事務長・二人の看護科長と、通訳として中日友好協会理事でもある職員の申さんも同席して、美味しいご馳走を満喫しながら、楽しい話がいつまでも続き、お別れにはまたの再会を堅く約束しました。(三)
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