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紆余曲折の五十年  文革の痛みを乗り越え

紆余曲折の五十年  文革の痛みを乗り越え

                      宗廣有蔵

 私が中国から帰国し舞鶴港に上陸してから50年が過ぎた。帰国直前の1958年6月、私の居た武漢市労働組会総連合会が催してくれた送別の宴で「互いに自国で日中友好に力を尽くそう」と誓い合った。それは今日まで私の頭から離れることはなかった。

 過ぎ去った半世紀、日中関係には紆余曲折があり、その度に胸を熱くし、心を痛めたりしてきた。だがその中で今もなお癒しきれず心の奥底で,染みの様な痛みを残したものがある。他ならぬ文化大革命での戸惑い悲しみ怒りの傷跡だ。しかしそれで私の日中友好への思いが挫かれる事はなかった。 戦後早くから日中友好運動を手掛け、嵐に抗して組織を守り抜き、癒しきれぬ痛みを持ちつつ,再建と発展に不屈に貢献している先輩・仲間が福岡にも全国にも多く居て、協会を土台から支えている。私も彼らに教えられ励まされている一人である。

 おかげで今なお50年前の「日中友好の絆になろう」という、今は存在すら分からない中国の友人との約束を生涯の信念として貫こうとしている。

 いま糸島支部では真面目で友好前進を自分の喜びにしている仲間が増え、その存在感を示し始めている。運動は人の育ち方で決まる。今年もまた回りの仲間とともに力をつけ、おおらかにしなやかに広がりをつくりたい。

2009年 2月 10日 糸島支部 交流 |

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