船便の中に パスポート 落胆する中国青年を助ける
船便の中に パスポート
落胆する中国青年を助ける
坂井良則さん(日中友好協会福岡支部会員)は、在留中国人や留学生たちに日本語を教えるボランティア活動を続けています。
3月29日、福岡市藤崎の教室で担当してきたシュウ君(26)が、一年間の長期出張を終えて武漢に帰国するので、福岡空港に見送りに。ところが、搭乗手続き中のシュウ君の様子がおかしい。慌てている。聞くと「別送した船便の中にパスポートもビザも入れてしまった」とのこと。
「もう出国できない」と落胆している彼を慰め、阪井さんは善後策をシュウさんと相談。「①引き払った部屋の再使用②パスポートの再発行③ビザの再交付を受ける」と、行動計画を決めました。
先ず不動産屋へ行き、事情を話して、寝る場所は確保しました。翌月曜日。朝一番に、シュウ君初めての中国総領事館へ。係の女性担当者に事情説明。領事と相談した上で「一回限りの証明書」(旅行証)を明日発行してもらうことに。
翌火曜日。朝一番に(旅行証)を受領。空港にある入国管理所へ。入管では、日本語が不自由なシュウ君に代わって坂井さんが「経過と申請理由」を代筆。かなり待たされたが、何とか当日にビザを取得。
翌水曜日。空港で搭乗手続き、出国審査を無事終えてほっとしたシュウ君を確認して、坂井さんもやっと安堵したそうです。
この4日間に、坂井さんから受けた、並はずれた親切・優しさをシュウ君はおそらく生涯忘れることはないでしょう。(三)
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