「尖閣問題の話合いによる解決を求める県民へのアピール」

13氏が連名で発表 記者会見
福岡県連は2月10日、県庁記者室において記者会見を行い石村善治福大名誉教授、馬奈木昭雄弁護士、木村琴江帰国者の会会長の同席のもと、県内の著名な13氏が呼びかけた「尖閣問題の話合いによる解決を求める県民へのアピール」を発表しました。
この署名は「一衣帯水」の福岡の地にとっては、もっとも切実な問題です。福岡県内では7市町村が中国各都市との姉妹都市が結ばれ民間交流が行われています。全国では338ヶ所に広がっています。
一番ヶ瀬宗幸県連会長は「尖閣問題は複雑な問題ですが、県民へのアピールをテコに話合いによる解決を求める世論を広げていきたい。」と情熱をこめて語りました。
石村善治福岡大学名誉教授は、「この博多港から出兵していった歴史を思い起こします。銃を取って侵略していった加害の歴史を忘れることができません。昨今の動きは再び戦争への道へ進んでいるように感じる」とアピールの重要性を強調しました。
馬奈木昭雄弁護士は「憲法前文にあるように、政府の行為で戦争が起こされる。それを止めるのは国民です。日中両国民が理解し合えれば戦争を止めることができる。今、わたしたち国民が声をあげていきたい。」と述べました。
木村琴江帰国者の会会長は「中国も日本も私たちの祖国です。戦争は私たち国民を苦しめます。両国民は仲良くしてほしい」と体験を語りました。
松尾武蔵理事長は「全国では賛同者が7590人となりました。県内の自治体で田川市、大宰府市、筑紫野市、大野城市の各市長が賛同していただいています。さらに県民の中に3600人の賛同者に広げていく方針です」と決意を語りました。
福岡県内13氏の紹介
安東毅(九州大学名誉教授) 石村善治(福岡大学名誉教授) 稲村晴夫(弁護士) 一番ヶ瀬宗幸(日中友好協会福岡県連合会会長) 小沢和秋(元衆議院議員) 木村琴江(九州地区帰国者の会会長) 新谷肇一(有明高専名誉教授) 武田正勝(医師) 蔦川正義(佐賀大学名誉教授) 馬奈木昭雄(弁護士) 三輪俊和(健和看護学院学院長) 村上陽三(九州大学名誉教授) 山田真一郎(医師)
2014年 3月 9日 福岡県連合会 中国残留邦人帰国者 交流 | Permalink
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