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随想 「日中友好の絆 留学生」  宗廣有蔵 (日中友好協会糸島支部)

随想  日中友好の絆 留学生   宗廣有蔵
 日中友好の大事な架け橋になれる中国人留学生が全国的、全県的に増え、九大でも1900人に急増したと言われています。
 ここ10年来、始めは20~30名の内輪の飲み会程度の春節祝賀会も、数年前から九大留学生との繋がりが次第に広まり、30人から50人が常時参加するまでになりました。その繋がりを重視するのは、日中の政治的関係がどんなに緊迫しても、日本国民は友好を求めており、特に日中友好協会が日中友好のためどれほど心を砕き、尽力しているかを知ってもらうためです。
 やや遠い昔話になりますが、敗戦8年目(1953年)から4年間、北京で学んでいる時でした。中国革命を指導した毛沢東、周恩来、劉少奇などそうそうたるメンバーの指導下で大活躍していた当時の若手幹部や活動家がよくやって来て、哲学や中国革命の経験などを話し、私たちとおおらかな歓談もしました。その中に流暢な日本語で語ってくれる人が何人かいました。皆日本の大学に留学し中国革命に馳せ参じた人達でした。なかに九大に留学していたという人が何人かいました。文化大革命で毛沢東派に屈した人もいましたが、多くが戦後の日中友好の絆を繋ぎ発展させてくれました。
 彼らが中国で私達に接し、注いでくれた友好の精神が、私の今を支える力強い土台になっています。いま中国人留学生は私が北京で学んでいた時とほぼ似た境遇にあります。多くが将来中国で然るべき地位につき、有能な影響力を発揮する時が必ず来ると思います。その時、真の日中友好の懸け橋になってくれたらと胸が熱くなります。そう思って5年先、10年先のことも視野に入れて春節祝賀会を楽しんできました。その留学生の回りには仲の良い日本人の友人が沢山いるのです。接し方には創造性と熱意が必要ですが、知恵を出し合い経験を交流していけば前途は開けます。そんな苦労を楽しみに変え得る仲間を増やし、揃えていかねばと思います。
  
 (日中友好協会糸島支部)

 

2014年 3月 9日 糸島支部 交流 留学 |

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