帰国者墓前で平和祈願祭 中国帰国者九州連合会

8月15日猛暑の中、福岡市西区西部霊園の墓前で中国帰国者九州連合会による平和祈願祭が開催され、福岡県内や熊本県から帰国者30人が参加しました。
協会福岡支部から当時久保副支部長・大井理事長が参加。
木村琴江会長のあいさつに続き「第71回終戦記念日平和宣言」が中国語で宣言され、会場には日本語翻訳文が配布されました。
木村会長は「終戦後の中国で私たちは日本の鬼子と差別されました。帰国しても日本語が話せず『日本に何しに来た中国に帰れ』と言われ、自分自身が中国人か日本人かさえ分からなくなりました」
「国交がなく帰国が遅れ、日本の義務教育も職業訓練も受けられませんでした。現在は貧しい生活で過ごしています。政府に戦争が残した悪の解決を強く要求します。日本と中国の友好が永遠に続きますように、戦争がおこらないように平和を祈ります」と力強く訴えました。
亡くなられた方々を偲んで献花と黙とうをささげました。
2016年 10月 8日 中国残留邦人帰国者 | Permalink
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