中国残留邦人帰国者の要求をともに実現しよう 「帰国者を励ますつどい 4月12日(火)15時30分~」
帰国者の要求をともに実現しよう

「帰国者2世役員会」2022年3月22日
帰国者2世の会第17回役員会が3月22日、半年ぶりに行なわれました。この間、帰国者2世の生活実態アンケートを全国に発信して集約したのを記者会見で発表するなどコロナ禍の中でも用心しながら活動してきました。
2018年3月より始めた帰国者の3項目の要求を纏めた国会請願の提出日が4月18日に決まり、大詰めを迎えています。この2年間、コロナの影響で活動が制約されている中でも日中友好協会の支援で27000筆を超える署名が集まっています。
国会請願には小島北天会長と日高秀子事務局長が上京します。紹介議員要請には、福岡県内の国会議員30人と衆議院・参議院の厚生労働委員70人を訪問して協力をお願いする計画です。
帰国者自身が自らの要求を実現したいという思いを共有する「つどい」を計画しました。多くのみなさんの参加をお願いします。
役員会には佐賀市にお住まいの帰国者2世の中地さんが参加され懇談しました。
中地さんは1981年に残留婦人の母と一緒に国費で帰国しました。日本語を学ぶ機会もなく働いてきました。最初は掃除の仕事でした。「日本語も分からないのにやとってやっているんだ」と言われ、給料も僅か3万円でした。それでも働き続けました。仕事も何回も変わりました。
差別されたのが一番つらいことでしたといままでの人生を語りました。
役員のみなさんはみんな一緒、つらい、苦しい生活を乗り越えて、人間らしく生きたい共通の思いを叶えられるよう、今、政府へ改善を求めて運動しているんです。
ともに頑張りましょうと激励し、12日の「つどい」で再会を約束して役員会は終わりました。
帰国者を励ますつどい 4月12日(火)15時30分~17時 福岡県連事務所 |
2022年 3月 25日 中国残留邦人帰国者 | Permalink
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