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甦る!新中国草創期の中国映画 連続上映会  2012年9月15日、22日、23日、10月6日

日中国交回復40周年記念企画
甦る!新中国草創期の中国映画
連続上映会

ところ:アミカス4Fホール  西鉄高宮駅下車徒歩1分
                        (アミカスの案内のページ)
  9/15(土)、9/22(土)、9/23(日)

ところ:コミセンわじろ  JR福工大前駅 駅ビル5F 多目的ホール
                        (コミセンわじろの案内のページ)
  10/6(土)

: 【上映スケジュール】
日程 会場 上映作品 時間
9/15(土) アミカス 阿片戦争 19:00 説明
9/22(土) アミカス ニエアル 10:30 説明
白毛女 13:10 説明
大暴れ孫悟空 15:40 説明
9/23(日) アミカス 五人の娘 11:00 説明
農奴 14:00 説明
10/6(土) コミセン和白 白毛女 10:00 説明
阿片戦争 12:30 説明
五人の娘 15:00 説明

 

【前売券】
1作品 800円
2作品 1200円
6作品通し券 3000円
中国帰国者・中高大学生・留学生 300円
【当日券】(1作品のみ)
一般 1000円
中国帰国者・中高大学生・留学生 500円
※小学生以下 無料  シニア設定なし    
※日中友好協会会員・福岡日中文化センター
料金割引あり  前売・当日券 200円引き
          6作品通し500円引き

主催:中国映画を観る会
   (福岡映画サークル協議会/福岡日中文化センター)

問い合わせ先:
        092-781-2817(福岡映画サークル協議会)
        092-751-9754(福岡日中文化センター)

後援:福岡市・福岡市教育委員会・福岡市文化芸術振興財団

 

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【上映作品】


『阿片戦争』 
      9月15日(土)19:00~20:30  アミカス4Fホール
      10月6日(土)12:30~14:10  コミセン和白多目的ホール

Eiga_201209_t1  原題:林則徐    英題:Lin zexu
 製作年:1959年
 製作会社:中央電影局上海燕海電影制片廠
 カラー作品   上映時間:90分

 監督:鄭君里・岑範
 脚本:呂岩・葉元
 撮影:黄紹芬、曹威業

 キャスト:
   趙丹(林則徐) 韓非(琦善) 李鏞(鄧延楨) 鄧楠(関天培)
   高正(曼寧) 夏天(穆彰阿) 秦怡(阿寛嫂) 温錫瑩(麦寛)
   藍谷(孫長慶) 銭千里(林升)

『阿片戦争』

 原題は「林則徐」で、趙丹が熱演した。
 監督は鄭君里で、「民心は用いることができる」という林則徐の信念を生かした。
 林則徐のたたかいとともに、民衆の抵抗活動まで描いたところが、中国映画らしい視点だった。

【あらすじ】
 1838年の中国は、西方諸国がもちこむ阿片によって人びとは害毒に侵され、銀貨は海外に流出し、清国は苦境にあえいでいた。
 清朝宮廷で道光帝が林則徐の上奏文を読んで、林則徐を阿片禁止令執行の全権大使として広州に派遣させた。林則徐はそこで枯木のような阿片吸飲者、ごうまんな外国商人、腐敗した役人た ちを見た。
 その中で親友の両広総督鄭廷禎や海軍提督関天培などが林則徐を歓迎し、阿片禁止実施に協力を誓った。

 林則徐は英国領事エリオットを呼び、英国商人の所有する阿片を差し出すよう言い渡す。
 エリオットは阿片商人デントの不在を理由にこれを拒否した。
 逃亡をはかったデントが漁師たちによって捕まえられ林則徐のもとへ送られてきた。
 これによって外国商人は阿片を供出した。

 1839年6月3日、林則徐は没収した大量の阿片を虎門海岸で焼き捨てた。
 外国商人に禁止するのは阿片で正当な商売を禁じるのではないとさとした。
 1840年4月、英国政府は英国商人の利益保障という口実で艦隊を派遣、広州に侵入した林則徐。関天培の水軍の戦いと広州民衆の抵抗にあって、矛先を天津に転じ北京をおびやかした。
 これにあわてた道光皇帝は、林則徐を全権大臣から新疆に左遷し、阿片禁止反対派の琦善を広州に急行させて投稿の接衝に当たらせ た。
 関天培は虎門で孤軍奮闘して戦死し、林則徐は去ったが、民衆の組織した「平英団」の旗はひるがえっていく。

 

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『ニエアル』
      9月22日(土)10:30~12:25  アミカス4Fホール

Eiga_201209_t2  原題:聶耳    英題:Nie Er
 製作年:1959年
 製作会社:中央電影局上海燕海電影制片廠
 カラー作品    上映時間:115分

 監督:鄭君里
 脚本:于伶、孟波、鄭君里、王蘇江
 撮影:黄紹芬、羅從周

 キャスト:
   趙丹(聶耳) 王蓓(万千紅) 鄧楠(老江) 趙抒音(江嫂)
   江俊(蘇平) 孫永平(小龍) 張瑞芳(鄭雷電) 夏天(趙梅農)
   高正(李天音) 韓涛(歌舞班老板) 黄宗英(馮鳳) 宏霞(高天人)
   関宏達(小丑) 韓非(孫英) 陳述(銭也楽) 高博(匡文涛)
   仲星火(張曙) 鄭敏(電影公司経理)

『ニエアル』

 ニエ・アル役には二枚目スター趙丹で、1935年にニエ・アルの出発を見送った一人だった。
 監督は俳優出身の鄭君里。

【あらすじ】
 1930年に19歳で昆明から上海に出てきた音楽青年ニエアルは運送屋で働きながら音楽修業をした。
 たまたま百芸歌舞団の募集に応じてバイオリン弾きとし て採用された。
 昆明の頃の学友鄭雷電(張瑞芳)が会いにきて、「青春と才能と命を浪費している。
 君は光と熱と響きを放つべきだ」と励ました。
 彼女の紹介で 共産党の地下工作者蘇平と知り合って、上海反帝大同盟の宣伝活動に参加する。
 1931年9月、日本は満州事変を引き起こし、32年1月には上海事変が起 こった。
 ニエ・アルは歌舞団とともに前線に慰問に行って「ラ・マルセエーズ」を歌った。
 この時、制作家の匡が「われわれにも中国のマルセエーズが必要だ」 と言った。
 ニエ・アルは感動した。
 翌年、ニエ・アルは北京で文芸界が合同公演に参加したが、政府によって上演禁止となった。
 ニエ・アルはバイオリンでイン ターナショナルを弾き、観衆はスクラム組んで合唱した。

 上海に戻ったニエ・アルは映画の歌曲、「新女性」「卒業の歌」などを作曲して全国的に流行し有名になった。
 国民党政府の弾圧が厳しくなり、ニエ・アルの海外脱出が決まった。
 出発前夜にニエ・アルは「義勇軍行進曲」を書き上げた。

 

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『白毛女』
      9月22日(土)13:10~14:54  アミカス4Fホール
      10月6日(土)10:00~11:44  コミセン和白多目的ホール

Eiga_201209_t3  原題:白毛女    英題:The White Haired Girl
 製作年:1950年
 製作会社:中央電影局東北電影制片廠
 モノクロ作品    上映時間:104分

 監督:王浜・水華
 脚本:水華・王浜・楊潤身
 原作:延安魯迅芸術文学院集団
      創作歌劇 賀敬之・丁毅執筆
 撮影監督:呉蔚雲
 撮影:銭江
 作曲:瞿維・張魯・馬河
 指揮:李秉山
 音楽演奏:東北電影楽団

 キャスト:
   田華(喜児) 張守維(楊白労) 李白萬(大春) 胡朋(王おばさん)
   趙路(趙じいさん) 陳強(黄世仁) 李壬林(穆仁智) 李波(黄の母)
   管琳(張おばさん) 張嘎(大鎖)

『白毛女』

 1949年の新中国の成立は世界を揺るがせたが、「白毛女」の誕生は世界映画を驚かせた。
 歌が入る新形式のリアリズム映画は世界映画史の1ページを飾った。
 監督は水華と王浜で、主演の田華は新生中国の映画女優としてその名を内外にとどろかせた。

【あらすじ】
 1930年代の中国北方のある村で小作農の楊白労に喜児(田華)という美しい娘がいた。
 王おばさんの働きものの息子・大春(李百万)と恋仲だった。
 2人は新春に結婚式をあげることになっていた。

 地主の黄世仁(陳強)が、喜児を見そめて借金のかたに手に入れようとたくらんだ。
 年の瀬に白労が黄家に利息を払いにいくと、黄は元金を全部返せと迫り、娘を売る証文に無理やり拇印を押させた。楊白労は自殺した。

 翌朝、父の死を嘆く喜児は大春と引き離され黄家に引きたてられた。
 喜児は大春との再会を夢みながら黄家で働いたが、ある夜、黄世仁に手ごめにされた。
 大春 は喜児を救けようとして果たせず黄河対岸に逃げた。
 喜児は身重となり、売りとばされるところを逃げて深山に入った。
 きびしい自然の中で美しい黒髪は白髪と化した。
 山に白髪の仙女伝説が生まれて2年。日中戦争が始まって八路軍が北上してきた。
 その中に大春がいた。

 小作農と地主との対照的な歌から始まって、喜児の喜びの歌などがリアルな描写と結びついて見るものを引きつけた。
 痛みと怒りと喜びを描いて古い中国からの解放宣言の映画となった。

 

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『大暴れ孫悟空』
      9月22日(土)15:40~16:23  アミカス4Fホール

Eiga_201209_t4  大暴れ孫悟空・上巻
 原題:大閙天宮
 製作年:1961年
 製作会社:上海美術電影制片廠
 カラーアニメーション作品    上映時間:43分

 監督:万籟鳴、唐澄
 脚本:李克弱、万籟鳴
 撮影:段孝萱
 作曲:呉応炬 
 演奏:上海映画楽団、上海京劇院楽団、新華京劇団楽隊
 指揮:陳伝熙、張鑫海、王玉璞

 キャスト(声優):
   邱岳峰(齊天大聖:孫悟空)  畢克(東海龍王)
   富潤生(玉皇大帝)  尚華(太白金星)

『大暴れ孫悟空』

 中国アニメの最高作とも言われる作品の上編。
 自由自在に動く猿大王が愉快、中国長編アニメの代表作。

【あらすじ】
 岩山から生まれて500年たつ猿の大王。
 今日も花果山で猿たちに武術の稽古をつけている。
 だが刀も槍もすぐ折れて使いものにならない。
 文句をいうと長老の猿が「大王、似合いの武器が海底の竜宮にあります」といった。

 さっそく海にもぐって竜宮の竜王に会った。
 竜王の出してきた三千六百斤の太刀も、七千二百斤の槍もへなへな。
 「もっと重いのはないか」と聞けば竜王、それならばと案内したのは深海の果て、巨大な柱が立っている。
 これが三万六千斤の如意棒だ。
 猿大王は軽々と引きぬいて振りまわせば海底は大揺れ。
 これは気に 入ったと地上に持ち帰る。

 竜王は、天界の玉帝に、猿に宝物を奪われたと訴え出た。
 玉帝は怒り、こらしめようとするが、天界の役人にして手なずければいかがかという進言。
 使いが花果山に来た。
 天上に招かれた猿大王は玉帝の命令で天馬 1000頭の馬係りという下級役人になった。
 つながれていたのを解き放って天馬たちは大喜び。
 これに上役が怒り猿大王は反抗して地上にもどった。そのため 天界から軍勢が攻めてきてー。


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『五人の娘』
      9月23日(日)11:00~12:35  アミカス4Fホール
      10月6日(土)15:00~16:35  コミセン和白多目的ホール

Eiga_201209_t5  原題:五朶金花    英題:Five Golden Flowers
 製作年:1959年
 製作会社:長春電影制片廠
 カラー作品    上映時間:95分

 監督: 王家乙
 脚本:趙季康、王公浦
 撮影:王春泉
 作曲:雷振邦
 指揮:尹升山
 歌唱:黄虹、李世栄、趙履珠、羅炳媛、李凌雲

 キャスト:
   楊麗坤(副社長金花) 王蘇婭(製鉄所金花)
   朱一錦(トラクター運転手金花) 譚暁中(牧場金花)
   孫静貞(堆肥模範金花) 莫梓江(阿鵬) 黄鐘(画家)
   閻傑(音楽家) 張雄(おせっかいおじさん) 李文偉(おじいさん)
   王春英(製鉄所組長) 楊桂珍(小花) 李月娥(小仙)
   趙羽青(漁女) 黄虹(女性歌手)

『五人の娘』

 雲南省大理地方のペー族青年男女のきらめきをとらえた明朗青春映画。
 美しい風景の中に恋人探しを見せつつ、女性たちはどのような仕事をしているのか案内していくという趣向がおもしろくて人気があった。
 歌合戦で思いを伝えあうあたり底抜けに明るい。
 次々に金花が出てくるのが愉快でその行き違いがまた笑いを誘う。

【あらすじ】
 隣街から競馬に出場するためにやってきた若者阿鵬は、美しい白族の娘金花にめぐりあい、たちまち心をひかれてしまう。
 二人は美しい蝴蝶泉のほとりでお互い の気持ちを歌で唄いあう。
 翌年の春、阿鵬は再び街を訪れるが、なんとここの人民公社には金花という名の娘が百人あまりもいるという、いったいどれが心をかよわせた金花なのか?
 湖のほとりでは肥料にする水草をとっている金花に会い、牧場では子牛の世話をしている金花に会う、山では製鉄所の仕事をしている金花に会い、また結婚式を あげているトラクター運転手の金花にも会う。
 だがこの四人は訪ねたい金花ではない。
 阿鵬は苦労のすえ、やっと求めていた金花にめぐり会う。
 なんとそれは人民公社の副社長であった・・・。 

 

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『農奴』
      9月23日(日)14:00~15:03  アミカス4Fホール

Eiga_201209_t6  原題:農奴    英題:Serfs
 製作年:1963年
 製作会社:八一電影制片廠
 白黒作品    上映時間:93分

 監督:李俊
 脚本:黄宗江
 撮影:韋林嶽

 キャスト:
   旺堆(強巴) 強巴(阿媽) 小旺堆(強巴:少年時代)
   小多吉(かじ屋) 拾崔卓瑪 (おばあさん)

『農奴』

 チベット農奴の人間解放ドラマで監督は李俊。
 せりふ少なく画面描写に徹している。
 チャンバ(強巴)、ランド役を含めてチベット話劇団の人たちが緊迫感あふれる演技を見せた。

【あらすじ】
 チベットの農奴の子として生まれたチャンバは、幼いときに両親を殺され祖母によって育てられた。
 その祖母の死後は領主の息子に馬のような重労働を強制され続け、その過酷さから喋ることができなくなってしまっていた。
 やがてチャンバの村に時代の変化と共に解放軍が訪れる。
 そこで日々の過酷な労働から傷だらけのチャンバは、解放軍医療班から治療を受けることになる。
 そのときチャンバは解放軍の帽子に輝く赤い星に心をときめかせた。
 解放軍は村を去る時チャンバに馬を与えた。
 しかしチャンバは馬に乗ることを知らず、思わずひざまずいて相手を乗せようとしてしまう。

 一方チベットの平和解放に不満な領主は、表向き従順さを見せるものの、裏では寺院とある陰謀を画策していた。
 村に帰る途中チャンバは領主の手下に馬を奪われ、綱でひきずられ た。
 半死状態のチャンバは友人に助けられ、力を合わせて自分の足の鉄鎖を断ち切った。
 チャンバたちは逃亡をはかったが、領主一行に追われて断崖から馬ごと飛びおりた。
 幸い一命をとりとめたものの、チャンバは反逆者としてさらしものにされ、寺院の奴隷となった。

 そして金色の大仏像を塗る手伝いをしていたチャンバは大仏像の秘密を知ることになるが・・・。

 

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2012年 8月 25日 |

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